リーマン・ショック後の就職の厳しい時代に就活をしましたが、採用をしている会社がほとんどない中、その数少ない会社の一つがグローバルでした。治具に興味があったし、きれいで新しい社屋が決め手になりました。
営業としてお客様であるメーカーから寄せられる引き合いを社内に展開し、治具の設計から製作、据付、納入、アフターケアまでをトータルにコーディネートしていく仕事です。お客様のニーズを的確につかみ、それを社内の各部門の協力を得ながらカタチにしていく。治具の図面が提供される場合もありますが、「こんな感じの治具がほしい。あとは任せるよ」という設計から任される要求も多く、それを自分たちの力でカタチにしていくのがやりがいです。
自動車のブレーキ部品を作っているお客様企業から部品の位置決め用の治具の設計・製作を依頼されたことがあります。位置のずれは不良につながりますから、治具にもきわめて高い精度が求められます。設計段階から設計チームとともに設計、製作を進めていきました。結果としてマイクロメートル(1000分の1ミル)レベルの精度を実現し、お客様からも喜ばれたことが忘れられません。
ギスギスしたところが全くなく、みんなで力を合わせて成果を出していくという雰囲気に満ちた会社だと思います。営業も設計も製造も互いの垣根がなく、いいものを作っていくために協力し合い、お客様からの期待を上回るものを提案していくことを目指しています。自由な雰囲気のなか、のびのびと仕事に打ち込めます。
オフタイムの楽しみは釣りです。週末に海釣りによく行きます。狙うのはスズキやメバルなど。のんびりとリラックスできる時間を過ごしています。
島根県で開催されたセミナーでグローバルのブースに出会ったことがきっかけでした。私は出身が島根県で大学は名古屋。いずれ島根に帰ろうと思っていたところ、グローバルは出雲にも工場があると聞き、決めました。
図面がお客様から提供される場合、その図面にしたがって作っていくわけですが、作り方そのものが明示されているわけではありません。どのような材料を使い、どのようなプロセスで作っていくのかというのは自分たちで決めていきます。旋盤や熱処理、切断、研磨といった設備をどのように使い、どのような順序で、どのように作っていくかという工程の設計が私の仕事です。
いちばん思い出深い仕事は納期がきわめて厳しかった案件です。一部外部の協力会社の力を得なければできない仕事でしたが、パートナー企業はその仕事だけをやっているわけじゃありませんから、いろいろ調整が必要でした。もちろん社内の協力も必要でした。ぎりぎりの調整になりましたが、やるべきことの優先順位を考え、何とか間に合わせることができた時の達成感は半端ありませんでした。
営業の業務の一部として工程設計の仕事をしていますが、いずれは設計や製作も経験していき、治具づくりの全体を学んでいきたいと思っています。今後は西日本のお客様をもっと開拓し、出雲工場を会社のもう一つの軸足に育てていくと聞いていますので、そこでモノづくりの仕事を担っていきたい。会社も私にそれを期待していると思っています。
以前はバイクでのツーリングが趣味でしたが、社会人になって車を買ってからはドライブが趣味になりました。家にいる時はネットを楽しんでいます。
前職は金型を設計する仕事をしていたのですが、長時間労働で限界を感じていました。そんななか、妹の紹介でグローバルへ転職しました。日頃、グローバルの会社の働きやすさは聞いていたし、それが自分が求めている職場環境でした。そんなわけで姉妹で働いています。
治具を構成する様々な部品を検査するのが私の仕事。図面をもとに部品の寸法が定められた公差内かどうかをチェックし、合格したモノだけを先の工程に送ります。時には画像測定器や三次元測定機を使ってより精密な検査を行うこともありますが、万が一検査をすり抜けたものがあると不良品につながりかねませんから、上司と私とでダブルチェックするよう慎重に仕事に取り組んでいます。
今まで自分が担当した検査をすり抜けた部品はありませんが、だからといってこれからもないとは言えません。今の検査のやり方でいいのか、もっといいやり方があるのではないかという疑問を常に持ち続けるようにしています。もっと簡単に、もっと短時間に正確に測る方法があるのではないかと工夫や改善に取り組んでいきたい。また現在上司が担当している治具の検査にも挑戦していきたいと考えています。
以前の会社と比べるのも何ですが、仕事の責任は大きいにもかかわらず、プレッシャーはほとんどありません。上司も気を使っていてくれ、検査のエキスパートになってほしいと期待していてくれます。以前は暗い気分で月曜日の朝を迎えたのですが、今は違います。よし、今週もがんばるぞという気分で迎えられます。
好きな映画のDVDを観たり、ショッピングをしたり、飼っている犬の世話をしたりとオフタイムの過ごし方はいろいろです。